YU-WACreation Holdings(旧京都きもの友禅)の2023年4-9月期(中間期)における「和装店舗運営事業」の受注高は、前年同期比22.5%減の35億3900万円だった。売上高(出荷高)は同16.2%減の35億2400万円。
既存顧客を対象とした「一般呉服」の受注高は、前期に実施した大規模店内催事の反動減が期初から継続し、前年同期比27.5%減の26億1500万円だった。
展示会販売などへの来場客数は同19.9%減の3万2109人。成約率は同0.4ポイント増の33.6%、平均単価は同10.5%減の24万3000円だった。経費をかけて集客してきた施策を変更した結果、来場者と受注高は大きく減少した。
「振袖」販売とレンタルは、レンタル志向の高まりやママ振袖・姉振袖利用の顧客が増加傾向で推移した。顧客ニーズに合わせた商品、サービスプランの新設、拡充により受注高は前年同期比1.4%増となった。来店客数は同1.7%減の4348人、受注件数は同2.4%減の2538人だった。利益面は、昨今の物価高、人件費高騰を背景に商品の仕入単価が上昇し、売上総利益率は前年同期と比べ3.4ポイント低下し60.6%となった。販管費は、広告宣伝費・販売促進費を中心に経費全体を見直し、削減・効率化を図ってきた。しかし、売上高が大きく減少したことから、販管費の対売上高比は1.8ポイント上昇した。この結果、和装店舗運営事業の営業利益は前年同期比82.8%減の4700万円となった。
新規事業として展開していたオンライン着付け教室「tashinami」は10月末で撤退したことも明らかにした。一方で、対面による着付け教室は検討していく考えだ。
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