大地を守る会/お試しセット注文が1.5倍
「大地を守る会」では、野菜の価格高騰が追い風となって、「お試しセット」の受注件数が前年比150%で推移している。
「お試しセット」から本入会への転換が進んでいる。契約農家との関係性、直仕入により、供給不安や過度な高騰イメージを払拭したことから新規会員獲得が伸びているようだ。
新生活を始める人に向けて健康的な食生活を提案することで、新規会員のさらなる拡大につなげる。
中田善久本部長は「消費者への直売、生産者と直接仕入れを中心に今年50周年を迎え、長年運営してきた大地を守る会だから対応できることがある」と話す。
らでぃっしゅぼーや/規格外品のお試しが急増
「らでぃっしゅぼーや」の1月の規格外の野菜を中心とした食品約15品含む「おためしセット」の売り上げが前年同時期に比べて175%増で推移した。入会者数も同147%増となった。
注文増を受け、「お試しセット」を出荷する座間ステーションは最大箱数に対応するための人員を配置した。卵や青果品の確保は商品部が主導して行っている。
2月からは新生活の需要を見込んで「春の献立サービスお試しセット」の販売を開始した。新サービス「お野菜献立セット」の販売も計画している。
本宮洋志本部長は、「消費者にふぞろい野菜という選択肢を増やすことで、畑のフードロスを減らし、産地を応援する機会につなげたい」と話している。