ファーストリテイリングは4月10日、2024年9月-2025年2月期(中間期)の決算発表を行った。国内ユニクロ事業のEC売上高は、前年同期比10.9%増の824億円だった。ジーユー事業のEC売上高は、大幅に増加したという。
国内ユニクロ事業のEC化率は同0.1ポイント減の15.2%となった。ジーユー事業のEC化率は前年同期から約1%減の約14%となった。
ファーストリテイリングは顧客起点に企画、生産、物流、店舗、本部をエンド・トゥ・エンドで一貫して管理できる強みを生かし、全ての領域でデジタル業務変革を行ってきた。
その変革により、目指している姿は、(1)顧客が欲しい商品が常に品ぞろえられている(2)顧客が欲しい商品がSKUレベルで欠品なく確実に手に入る(3)顧客が欲しい商品が簡単・便利・待たずに買える購買体験─だという。
「店舗とEコマースが一体となった購買体験を実現し、お客さま最優先の働き方に変革している。ECサイトやアプリのユーザビリティの改善、Eコマースで最後の1品まで買えるように店舗とEコマースの在庫の一元化も進めている」(グループ執行役員 CIO 丹原崇宏氏)と話す。
米・トランプ政権の関税政策について、「生産地の国際分業は完全に確立されている。生産地はいくらでも変更できる。もし分断されたとしても、完全に対応できるようにする」(代表取締役会長兼社長 柳井正氏)と話した。
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