ヤクルト本社は、インドネシアの「ガジャ・マダ大学」と共同で、インドネシアのバリ島に所在する高齢者施設の入居者と施設スタッフを対象に、「乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株」を含む乳製品の飲用試験を実施した。
L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品を継続飲用した群では、L.パラカゼイ・シロタ株を含まないプラセボ飲料を継続飲用した群と比較して、飲用3か月目に腸内のビフィズス菌の占有率と菌数が有意に増加したという結果が得られた。
また、L.パラカゼイ・シロタ株飲用群では、プラセボ飲用群と比較して、飲用6カ月目に腸内の酪酸の濃度が有意に上昇したという。
これらの結果は、L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品の継続的な飲用がインドネシアの高齢者施設の入居者と施設スタッフの腸内細菌叢と腸内環境の改善をもたらすことを示唆しているとした。
ヤクルト本社は「この効果により、高齢者施設に関わる人々の包括的な健康維持や生活の質の向上に貢献することが期待される」としている。
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