流通は、LIXILリニューアル社を通じて、公共施設や法人向けに展開する。関東エリアからスタートし、以降、順次展開エリアを拡大させていく方針だ。
「PVロールスクリーンシステム」は助成事業などの支援を経て開発にこぎつけた。24年3月に福岡・宗像市と協定を結んで、市内の施設3カ所で実証実験を行ってきた。
製品は、従来のロールスクリーン機能である遮光性やプライバシー保護に加えて、発電や給電機能を備えた。
全閉すると既存窓との間に中空層が設けられ、断熱性能の向上による省エネ効果も見込めるということだ。

▲自社社屋に設置した「PVロールスクリーンシステム」

▲概要図

▲給電機能
新築や既築ビルの窓の室内側からでも、少ない手間で後付けなどが可能で、既築ビルにおいては、低炭素化を促進するソリューションにもなるとした。
また、「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」における大賞受賞や、「2024年度グッドデザイン賞」を獲得しており、技術やデザイン性が高く評価されている。
脱炭素社会の実現に貢献するソリューションとして普及の拡大を目指す。