体を温めることとフェムケアを合わせた「フェム温活」を掲げ、女性が活躍できる社会環境を目指す一般社団法人女性活躍支援協会(事務局大阪府、馬面仙江代表理事)は3月27日、「第1回asweシンポジウム」を都内で開催した。
会の冒頭には代表理事があいさつに立ち、「3年前にフェムテックという言葉を初めて耳にし、大きなチャンスと捉えて団体を立ち上げた。団体を通じて楽しく自分の選択ができるように支援していきたい」と話した。
顧問に就任した山王病院名誉病院長の堤治氏は、日本の生殖医療の現状と問題点について講演した。日本独自の課題として、不妊治療に関する知識や教育の機会が不足している現状を指摘した。
また、女性の有職率と初婚年齢が相関しており、不妊治療に対する体制づくりとして、卵子凍結について検討していくべきだとした。
続いて、東京都港区長の清家あい氏が「女性活躍推進について」をテーマに講演。「女性の首長は東京の23区で7人、全国では3%しかいない。意思決定の場に女性がもっと多くなる必要がある」とし、その上で「誰もキャリアを諦めないように区政を進めていきたい」と述べた。
シンポジウムでは、同団体が運営する資格「フェム温活アンバサダー」を取得した温活サロンの経営者の体験談の発表も行われた。
第二部では女性アスリートのセカンドキャリアの支援を行うDEPORTE(デポルテ、本社東京都)代表の石山隆之氏と現役の女性アスリート3人が登場し、トークショー形式でフェムケアや温活の大切さを伝えた。
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