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2025.04.28

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【インタビュー】スターリジャパン 大谷悟社長、「トレーニングに注力し組織拡大目指す」

大谷悟氏


免疫ミルク「サステナ」をネットワークビジネス(NB)で販売するスターリジャパン(本社東京都、大谷悟社長)は、組織作りを学ぶことができる有料のトレーニング「スターリアカデミー」に力を注いでいる。組織作りのノウハウを体系化して学べるカリキュラムを用意し、組織拡大につなげたい考えだ。大谷社長にトレーニングの成果と今後の方向性などについて聞いた。




──2024年12月期の業績について。

売上高は前期比16.1%減の5億2000万円。ここ数年で見ると前期で底を打ったという印象だ。コロナ禍に一旦冷え込んでしまった会員の活動の回復が遅れたことが影響した。新規登録は増えたものの、既存会員の離脱が目立った。

組織作りを学ぶことができる有料のトレーニング「スターリアカデミー」は2023年10月の1月期に続き、2024年8月から本格的に展開した。一般社団法人根っこワーク協会(事務局東京都)に一部コンサルに入ってもらい、カリキュラムを大幅に刷新した。今年2月くらいに終了した会員が徐々に成果を出し始めている。すでに活躍しているリーダーを対象にしたのではなく、NB初心者もしくは、これまでそれほど成果を出すことができなかった人を対象にした。
 
──「スターリアカデミー」のコンセプトは。

NBは、本社が会員の活動について積極的に口を挟むべきではないという風潮があった。誰がトレーニングするかというと、アップラインのリーダーが、過去の成功体験に基づいたやり方を教えるということが長く習慣として根付いてきた。

しかし、成功体験を人に伝えたところで普遍性は乏しい。普遍性のないものを押し付けたりするのでトラブルになりやすくなる。

こうした背景もあり、標準的で最新のマーケティングや行動心理学の要素を取り入れたビジネスとしてのカリキュラムを作ろうと考えたのが「スターリアカデミー」だ。

「感謝を作る大人の学校」と呼んでいる。感謝というのは、まずは自分が喜ぶこと、つまり商品の知識を持って、より自分が健康になること。次に、自分が紹介した人が喜ぶこと、感謝されること、三つ目は社会に感謝されることを目指している。

現在は、10人ほどで実施しており、一方的な座学ではなく、個別指導のようなイメージで実施した。東京と九州の2カ所で実施している。1日目は講義を行い、2日目は個別に1時間ほどマンツーマンで指導している。

今期中には、上級レベルの「スターリアカデミー」を始めたい。

──ユニットボーナスを導入した。

従来のNBは、影響力のあるリーダーが組織を築き、大きな成功を収めることが多かった。しかし、影響力のない一般の人にとっては「私にはできない」と感じることが多かったと思う。

これからは共感をテーマにしたい。普通の人でも無理なく、緩やかなコミュニティーを形成していくものと考えている。よりビジネス活動に取り組めるように「ユニットボーナス」を導入した。

──2025年12月期の目標については。

売上高は6億5000万円を目標に設定した。スターリアカデミーによって初めて紹介活動に取り組む愛用者メンバーが増えてきている。新たなNBを浸透させていくために力を注いでいきたい。

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