AIツール「ChatGPT」を提供するOpenAI(本社米国)は現地時間4月29日、チャット機能をアップデートし、ECサイトでの購入を可能にしたと発表した。ログアウト状態も含めた全ての利用者が順次対象となる。今後、「ChatGPT」の商品フィードに載せる情報を、事業者が直接提供できる仕組みも検討中だという。
「ChatGPT」利用者による製品の調査や購入に関する相談が多いことを受け、アップデートしたという。
利用者のクエリ(質問)に購入の意図があると判断した場合に、「ChatGPT」が自動で関連商品と外部サイトへのリンクを表示するようにした。価格、レビュー、特徴などをもとに利用者の条件に合った製品を提案する。
紹介する商品は「ChatGPT」が独自に選定するもので、広告ではない。更新前は画像や価格の比較には対応していなかった。
商品フィードにより正確で最新の情報を掲載するため、販売事業者が情報提供できる仕組みも検討中だ。興味のある事業者向けに、「OpenAIヘルプセンター」内に申請フォームを設けている。
4月30日にフリープランで家電を探すチャットを試してみたところ、画像は出なかったが、大手家電量販店の自社ECサイトを引用しながら、価格やスペックを比較する回答を得られた。
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