通販カタログの計画的な部数・ページ削減の影響などが「クロスメディア事業」の減収の要因となった。一方、EC事業は好調だったことから、通販事業全体の売り上げはほぼ横ばいでの着地となった。
同社のEC事業では、売り上げシェアの大きい食料品や、カタログギフトが売り上げをけん引したという。
2024年8月に、主力商品である化粧品に特化した専門オンラインストアとして開設した「TBEAUT(ティービューティー)」も好調だった。
同ストアでは、自家需要比率が高い化粧品の購入フローを簡便化したという。顧客の興味関心や、趣味嗜好(しこう)に応じたコンテンツを提供する機能を導入したとしている。その結果、顧客の利便性向上や、購買体験の創出につながったという。
ECにおいては今後、引き続き顧客のニーズに沿った、展開ブランドの拡充や、サイト・アプリの特徴化、利便性向上の取り組みを推進していくとしている。
実店舗を持つ強みを生かし、店頭・ECの相互送客によって、顧客接点を拡大するという。新規顧客の獲得や、収益力の向上につなげていくとしている。