浄水×ヘルスケア
─日本トリムの電解水素水整水器がPFASを除去できると聞いたが。その通りだ。
当社の電解水素水整水器は、機器の内部に設置した浄水フィルターによって、水道水の中の残留した塩素や不純物を除去することができる。浄水フィルターには、活性炭を用いており、不純物を除去することが可能。まずは、「より安全な水」にしている。
さらに、機器の中の電解槽で電気分解することによって、電解水素水(飲用アルカリ性電解水)を作っている。
電解水素水整水器は、胃腸の働きを助け、お通じを良好にするという「胃腸症状の改善」に医療効果が認められた家庭用管理医療機器だ。
水の中の不純物を除去するのはもちろん、ヘルスケアにもつなげることができる。当社の機器で生成した電解水素水を飲むことで、PFAS対策をしながら健康管理にも役立てていただける。
機器の中に設置した浄水フィルターは、JIS規格指定の17物質に加えて、(一社)浄水器協会(事務局東京都)の自主規格5物質を除去できる。浄水器協会の自主規格である「JWPASB.210」に則った試験で、除去できることが確認されている。
さらに、その試験データでは、「PFOS・PFOA」を、99.9%除去できることが確認されている。
1日200件の問合せ
─PFASについて、消費者からの問い合わせは増えているか。
PFAS関連の報道がされるようになってから、お客さまからの問い合わせはかなり多い状態が続いている。
当社では日々、全国のさまざまな企業やスポーツチーム、スポーツジム、美容サロンなどの現場において、電解水素水整水器の提案を行っている。そうした現場でも、必ずと言っていいほど、お客さまからPFASに関する質問が上がる。
地下水や水道水からPFASが検出された地域のお客さまからは、特に質問が多い。
当社のコールセンターには、PFASについて、1日当たり平均200件近い問い合わせが寄せられている。テレビ番組で大きく取り上げられた翌日などは、問い合わせ件数が特に多い。30~40代の比較的若いお客さまからの問い合わせがひときわ多い。
当社では、お客さまから寄せられた質問に的確にお答えできるよう、PFASに関する情報を日々集め、社内で発信している。
SDGsに対応して処分
─PFASは除去したカートリッジに滞留する。カートリッジはどのように廃棄しているか。
当社では、地球環境に配慮し、SDGsの一環として、使用済みのカートリッジを無償回収し、リサイクルを行っている。
お客さまにはカートリッジご購入時に、使用済みカートリッジの回収用キットをお渡ししている。カートリッジの交換時には、使用済みカートリッジを、当社工場まで送ってもらっている。送料は当社が負担している。回収したカートリッジは、専門業者に適切に処理いただき、プラスチック部分をリサイクルしている。地球環境に配慮した事業運営を行っている。
現在、当社の電解水素水整水器を利用しているお客さまの約90%が、リサイクルに協力してくれている。回収するカートリッジは、年間50万本以上になる。
世の中の多くの浄水器の使用済みカートリッジは、お客さま自身が、住んでいる地域に応じた方法で廃棄している。資源ごみになるケースもあれば、分別されないケースもある。
PFASがたまった状態のカートリッジが投棄されれば、再びPFASが漏れ出て地下水に染み出してしまうとする報道もある。
当社では、人体だけでなく、地球環境にも配慮した、PFAS対応の電解水素水整水器の提案を行っている。
日本トリム
https://www.nihon-trim.co.jp/?srsltid=AfmBOoqDww_wDm76VDa-ueREGNQkO0SUYvdumBokThttOmRh_Erc2LFm