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2025.05.19

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ヤクルト本社、2025年3月期 「ヤクルト1000類」が9.6%減 次期は1日210万本を計画

宅配チャネルYakult1000類の販売本数推移

ヤクルト本社の2025年3月期における宅配専用商品「ヤクルト1000類」の1日当たりの販売本数は前期比9.6%減の196万本で、店頭販売の「Y1000」を含めた「ヤクルト1000シリーズ」は同5.7%減の301万本だった。

宅配チャネルは、「ヤクルト1000類」を中心に、新規客開拓を進め、既存客への継続飲用の促進を図った。宅配組織の強化を図るため、ヤクルトレディ(YL)の採用活動および働きやすい環境づくりを推進した。YLは2024年9月末と比べ675人減の3万1341人、ヤクルトビューティは143人減の2992人だった。

化粧品事業は、基礎化粧品「ラクトデュウ」シリーズから、昨年4月に「ラクトデュウ S.E.クレンジング(オイル)」と「ラクトデュウ S.E.ウォッシング」を、10月に「ラクトデュウS.E.クリーム」をリニューアルした。また、高機能基礎化粧品「パラビオ」シリーズから、9月に「パラビオ ACセラム サイ(スペシャルプログラム セット)」を数量限定で発売した。その結果、売上高は同6.5%増の70億6200万円だった。

2026年3月期は「ヤクルト1000類」の販売本数について、1日当たり前期比7.2%増の210万本を計画する。「ヤクルト1000糖質オフ」への入れ替わりが進み、1日当たり100万本に達しているという。

三谷亮太宅配営業部長は「1000類は、糖質オフの売れ行きが良く全体の55%にまでなっている。新規顧客の開拓活動を積極的に行っており、安定しやすさに課題があることから一軒当たりの単価は落ちている。急激な本数獲得よりもYLへのトレーニングを含めて着実に販売数を増やしていきたい。ヤクルト1000は新規客を増やしたかったが、既存顧客の切り替えが全体の9割に上った。2025年1-3月期(純第4四半期)は新規が増えており『ヤクルト1000シリーズ』で約10万5000件の新規客を獲得して増えてきており、YL一人当たりで3件が獲得できている」と話した。

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