化粧品訪販最大手のポーラ(本社東京都、小林琢磨社長)の2025年1-3月期(第1四半期)の売上高は、前期比0.3%減の220億9800万円だった。訪販やサロン販売を含む委託販売チャネルは、前期比0.6%減の132億3600万円だった。委託販売チャネルの売上高が減少したことにより、販売手数料が下がり、大幅な増益につながった。
委託販売チャネルでは、顧客数が減少したものの、購入単価は上昇したという。ポーラでは、既存顧客に集中し、既存顧客の売り上げが安定したのち、新規顧客の獲得と、顧客数の拡大を目指すとしている。
委託販売チャネルの減収トレンドは改善したという。
サロン店舗数は、2024年12月末時点と比較して、1店舗増加した。店舗数の減少ペースは縮小しつつあり、今後も店舗の減少に歯止めをかけていくとしている。
百貨店部門では、売り上げが前年同期比で11.7%増加した。
海外事業は13.3%の減収となった。中国事業においては、ハイプレステージ層に集中したマーケティングを継続し、売り上げの改善を図るという。
ポーラでは、国内事業の効率化を進めた結果、ブランド全体で増益を達成できたとしている。
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