国内ワコール事業の売上高は、同6.8%減の878億2800万円となった。不採算店舗の撤退や店頭在庫の適正化を目的とした納品調整、実店舗の来店客数減少の影響を受けたという。一方、EC事業は自社EC、他社ECともに好調だった。
自社ECと直営店を主力チャネルとして展開する英国・ブラビッシモを買収したことにより、ワコールヨーロッパのEC売上高は同35%増の94億円となった。
2026年3月期は、EC顧客のニーズにあわせた商品ラインナップの拡充や、価格戦略をより一層強化する方針としている。自社ECにおいては、”日本最大の下着ECモール”の実現に向けたサービスの拡充やOMO施策に注力するという。他社ECにおいては、新たな取引先の開拓と、商品ラインナップの拡大を図る。