生ビタミンC配合の化粧品「Yunth(ユンス)」などを展開するAiロボティクスの2025年3月期の売上高は、前期比約2倍の142億600万円となった。営業利益は同97.3%増の24億8000万円だった。同社の龍川誠社長は、「当社のコアシステムであるAIを使ったマーケティングシステムがうまくはまった。獲得する新規顧客の件数とCPAを完全にコントロールできている」と話している。
龍川社長は、好調な業績について、「前期比2倍を上回る成長を目指さないという方針に則り、淡々と売り上げを積み重ねた結果だ」としている。
自社ECサイトの定期会員数は前期比3万4000人増加の13万7000人となった。
急成長を続ける中、顧客一人当たりのLTVも増加していると話す。同社の25年3月末時点の顧客一人当たりのLTVは、2022年12月末比で2.7倍になったとしている。
同社では、2026年3月期の売上高として、前期比2倍の280億円を計画している。営業利益も倍増の48億円を見込んでいるという。
同社は2025年6月に、画期的な機能を備えたシャンプーとトリートメントによる新たなヘアケアブランドを立ち上げる予定。成長を加速させる起爆剤となりそうだ。
龍川社長は「掲げている目標に対して責任を持ってコミットする。決めた予算を達成することを追求しており、すでに2026年3月期の計画達成に向けた取り組みを進めている」と話している。
Aiロボティクスでは、毎年2倍の成長を続けていくためのエンジンとなる人材の募集も行っているという。
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