ペットゴーの2025年3月期の売上高は前期比8.8%減の90億3200万円だった。営業利益は同7.7%減の2億2800万円だった。ロイヤルカナン療法食の商流変更による、NB(ナショナルブランド)商品の減収が響いたという。NB商品の売り上げは、前期比で約15億円減少。同16.5%の減収となったとしている。
ロイヤルカナン療法食の供給を行うロイヤルカナンジャポン(本社東京都)は2024年10月、ロイヤルカナン療法食について、認定オンライン制度を導入し、ECでの販路を制限した。ペットゴーでも、在庫以外のロイヤルカナン療法食の販売ができなくなり、大きく売り上げを落とす要因となったという。
D2C売り上げについては、品ぞろえの拡充やブランド認知の拡大が奏功したことから、前期比42.2%増の19億5000万円となった。
2026年3月期の業績についても、NB品の売り上げが前期比で約29億円減少すると見込んでいるという。「2026年3月期は、事業構造転換の過渡期になるだろう。今後の持続可能な成長に向けた布石を打つフェーズだと考えている。2027年3月期に営業利益率を5%とすることを目指す」(黒澤弘社長)と話している。
2026年3月期の通期予想売上高は74億4500万円、営業損失は1億7100万円、NB品の売り上げは前期比40%減を見込んでいるという。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。