大日本印刷・丸善ジュンク堂書店、本の通販サービス終了 トーハンとの物流改革の一環で

書籍のECサイト「honto」を運営する大日本印刷と丸善ジュンク堂書店（本社東京都、中川清貴社長）は、来年3月末で本の通販サービスを終了すると発表した。ネット注文の店舗受け取りサービスも終了する。電子書籍サービスについては、「honto」で提供を継続する。

予約を受け付けている来年4月と5月分の商品については、「honto」のサービスとして届ける。

紙の本の流通については、取り次ぎのトーハン（本社東京都、近藤敏貴社長）の書籍ECサイト「e-hon」に引き継ぐ。トーハンの倉庫と提携するなど、2021年から協業を推進していた。
　
また、丸善ジュンク堂書店は、新しい自社ECサイトの立ち上げを計画している。
　
大日本印刷は、「2021年からトーハンとの出版流通改革を進めておりその一環となる。今後オープンを計画している丸善ジュンク堂書店オンラインストアは、hontoと同様に大日本印刷が携わっていく予定」（honto広報担当者）とした。