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2025.05.26

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トランスコスモス、モビルスと合弁会社設立 AIエージェントプラットフォーム提供

トランスコスモス、モビルスと合弁会社設立 AIエージェントプラットフォーム提供

トランスコスモスは5月14日、コミュニケーションプラットフォームを提供するモビルスと設立した合弁会社「vottia(ボッティア、本社東京都、石井智宏代表)」の事業戦略を発表した。vottiaではトランスコスモスのコールセンター業務から得た知見や運用ノウハウと、モビルスのプロダクト開発経験を融合し、問題解決力に優れたAIエージェントプラットフォームを提供する。

vottiaは戦略的柱として(1)業務特化型AIエージェント(2)運用一体型サービス(3)消費者への多彩なUI─の三つを挙げた。消費者と企業のコミュニケーション課題を解消し、消費者のユーザビリティ向上と企業のコスト最適化に取り組むとしている。

業務特化型の例として「まずフォーカスする業種は製造業。中でも顧客接点として高い割合を占める『修理』の問い合わせをAIエージェント化していく」(石井代表)と述べた。

AIエージェントの運用とUI構築もサポートすることで、スピーディーに効果的な展開が可能になるとした。

さらにvottiaのAIエージェントの定義は「AIが自律的に判断し、処理できるシステム」と説明した。定型の処理フローをボットが実行する、従来のAIエージェントとは異なるという。

「われわれが提供するAIエージェントは、ユーザーからのインプットに応じて、自律性のあるAIがどのタスクをどの順番で、どのように実行していくのかを判断する。一例として『修理したい商品の型番がわからない』『型番を間違えて入力した』などイレギュラーケースにも対応し、消費者の『チャットボット使えない』を解決する」(同)と話した。

今年の秋ごろに第1フェーズのプロダクトの提供を開始し、その後もライフライン、金融など業務特化型のプラットフォームを順次追加する計画だという。2026年3月までに50社への導入を目指す。

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