vottiaは戦略的柱として(1)業務特化型AIエージェント(2)運用一体型サービス(3)消費者への多彩なUI─の三つを挙げた。消費者と企業のコミュニケーション課題を解消し、消費者のユーザビリティ向上と企業のコスト最適化に取り組むとしている。
業務特化型の例として「まずフォーカスする業種は製造業。中でも顧客接点として高い割合を占める『修理』の問い合わせをAIエージェント化していく」(石井代表)と述べた。
AIエージェントの運用とUI構築もサポートすることで、スピーディーに効果的な展開が可能になるとした。
さらにvottiaのAIエージェントの定義は「AIが自律的に判断し、処理できるシステム」と説明した。定型の処理フローをボットが実行する、従来のAIエージェントとは異なるという。
「われわれが提供するAIエージェントは、ユーザーからのインプットに応じて、自律性のあるAIがどのタスクをどの順番で、どのように実行していくのかを判断する。一例として『修理したい商品の型番がわからない』『型番を間違えて入力した』などイレギュラーケースにも対応し、消費者の『チャットボット使えない』を解決する」(同)と話した。
今年の秋ごろに第1フェーズのプロダクトの提供を開始し、その後もライフライン、金融など業務特化型のプラットフォームを順次追加する計画だという。2026年3月までに50社への導入を目指す。