阪急百貨店・阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングは、2025年3月期の連結決算における百貨店EC事業の売上高が、前期並の約80億円になったことを明らかにした。EC売上高全体では、ビューティー分野の伸長が新規顧客獲得にも奏功し、2桁成長を達成したという。
2025年3月期には、「阪急うめだ本店」との展開商品の連動(ビューティー分野、フード分野)や、EC限定商品の展開などに注力したとしている。
ビューティー分野では、毎月8~11日に「Hankyu Beauty Online Day(ハンキュウビューティーオンラインデー)」を実施しているそうだ。同期間中には、ポイント10倍付与や、送料無料などの取り組みを行っているという。
フード分野においては、「阪急うめだ本店」で人気の商材(「クルミっ子」など)の展開をはじめ、「関西土産」「季節商材」の拡充などを行った。フード分野が堅調に推移し、前年を上回る水準の売り上げを確保できたという。
今後は、実店舗の顧客に対してECの利用を促す。EC顧客には、店頭での買い回りを促進するという。こうした取り組みを推進することでOMO化率を高めていくとしている。
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