オーシャンシステム、第2四半期ミールキット1.3%増 販売セット数は伸び悩みも

オーシャンシステムの2023年4-9月期（中間期）における食材宅配事業の業績は、売上高が前年同期比1.3%増の22億8500万円、営業損失は2600万円（前年同期は6900万円の営業利益）だった。

FC別の売上高は、ヨシケイ新潟が前年同期比2.8%減の15億9700万円、ヨシケイ群馬は同16.7%増の3億4200万円、ヨシケイ北海道は同6.7%減の2億9800万円だった。

福祉施設などへの食材販売を行う「ヨシケイキッチン」は、利便性が評価され受託件数は順調に増加した。サブ・フランチャイズのヨシケイ両毛を子会社化したことで増収した。

しかし、主力の一般家庭向けミールキット、「すまいるごはん」は、ヨシケイ本部がテレビCMを全国放送し知名度の向上を図るものの、販売セット数は伸び悩んだ。ギフトやお取り寄せなどの季節商品の販売も前年に比べ減少した。

ミールキットの状況について「ミールキットは大変苦戦している。原材料価格の上昇に伴い販売価格を上げたところ、販売数が大幅減少、販売単価上昇分以上に売上高が減少した。自宅で作ることやひと手間加えることに拘らず総菜などで済ますことに抵抗がない世代（世帯）が増えている」（IR）としている。