マツキヨココカラ&カンパニーの2025年3月期の売上高は前期比3.8%増の1兆616億2600万円となった。2031年3月期には、売上高1兆3000億円まで拡大することを目指している。OMO施策を重点施策として掲げている。
重点戦略の一つが、「プラットフォームビジネスの強化」だ。ドラッグストアの店舗とECの相互利用の促進や、調剤薬局のDX推進と配送サービスで、ストレスフリーな顧客体験を提供することで、LTV(顧客生涯価値)の最大化を図るとしている。
現在、ECで購入した商品を店舗から最短当日配送できる「マツキヨココカラQ(キュー)」や、スマホでメイクや肌・髪質を測定できるサービスとともにEC機能や店舗で活用できるオンライン台帳機能も備えた「マツキヨココカラBe(ビー)」、調剤薬局でのストレスフリーな顧客体験を提供する「マツキヨココカラMe(ミー)」も展開している。
さらに今後、管理栄養士によるオーダーメイドのサプリメント提案「SUPPLEMENT Bar(サプリメントバー)」をECで体験できる「マツキヨココカラUp(アップ)」の提供も開始する予定だ。
統合した顧客データを分析し、マーケティングやPB(プライベートブランド)の開発に生かすほか、企業側にはリテールメディアやソリューションの提供も視野に入れているという。
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