モバイルバッテリーやイヤホンなどのメーカーのアンカー・ジャパン(本社東京都、猿渡歩社長)は5月22日、新製品発表会「Anker Power Conference 2025 Spring」を開催、猿渡社長が、2024年12月期の業績について、明らかにした。売上高は、前期比約50%増の782億円となったとしている。アンカー・ジャパンのEC売上高は、本紙推定で全体の約7割を占める500億円だったとみられる。
猿渡社長によると、2024年12月期においては、イヤホンブランド「サウンドコア」ブランドにおいて、イヤホン関連製品で国内シェアナンバーワンになったことも明らかにした。主力のイヤホン「Soundcore Liberty 4(サウンドコア・リバティー・フォー)」は、販売台数が累計150万台超になったとしている。
ロボット掃除機やポータブル電源など、単価の高い商材も大幅な売り上げ増加に寄与した。
アンカー・ジャパンでは、直営店や家電量販店への販路を拡大している。ただ、現在も主要な販路は「アマゾン」だとしている。現在も、全体の売り上げの50%はモバイルバッテリーなどの「チャージング」関連製品が占めているとしている。
猿渡社長は本紙の取材に対して、「年商1000億円が見えてきた。トランプ関税など外的要因は懸念しているが、今のところ利益率は悪化していない」と話している。
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