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2025.06.02

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シーボン、2025年3月期 営業利益は4.8倍に 売上堅調も採用難が課題

シーボン、2025年3月期 営業利益は4.8倍に 売上堅調も採用難が課題

化粧品のサロン販売を手がけるシーボンの2025年3月期の連結売上高は、前年同期比4.0%増の88億3889万円となった。物価高による消費マインドの冷え込みがある中、新規顧客の獲得が寄与したとしている。営業利益は同4.8倍の1億7101万円と大幅に改善した。一方、販売員の採用難などが影響し、継続数が減少した。

2024年度は中期経営計画の2年目として「製品価値」「サロン価値」「新たな価値創造」の3本柱で取り組みを進めた。製品面では、心理状態と肌の関係に着目した研究成果を発表し、主力製品をストレスケア型に刷新。ブランド価値向上を図ったという。

サロン事業では、新規顧客による売り上げが前期比12.7%増と好調に推移した。高額製品「BEYOND THE CREAM」の販売も寄与し、ロイヤルカスタマーの購入単価は8.1%増となった。一方で、採用難の影響でスタッフ数が伸びず、既存顧客の継続来店数は2.6%減と足踏みした。

1月には、六本木本店にブランド発信拠点「コンセプトショップ」を開設。建築中だった自社ビルもオープンした。

新規事業では、ヘアサロン「neaf(ニーフ)」の既存店が順調に成長。2023年開店の蒲田店では、フェイシャルサロンとの相互送客も定着した。ただ、ヘアトリートメント専門店「イマトリ」では、来店は増加したものの、収益は想定未達だったとしている。費用対効果の見直しが急務になっているという。

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