ベビー用品のECを展開するユーコンスカイ(本社兵庫県、羽野衡社長)の2025年3月期の売上高は、前期比52.6%増の66億7000万円だった。高価格帯の人気ブランドを中心に、既存商品の売り上げが好調だったとしている。メーカーのD2Cを支援する事業も急拡大しているという。
商品別では、ドイツの育児用品ブランド「CYBEX(サイベックス)」の売り上げが好調だったという。「一番の売れ筋はベビーカーで、7万~8万円のものが市場でも人気だ。その人気ブランドのシェアを当社が大きく取れていることが大きい」(EC担当者)と話す。
同社では、サイベックスの商品の専売カラーを取り扱っている。「当社は、サイベックスが日本で販売を始めて間もないころから、商品を取り扱っていた。そういった長い付き合いもあり、専売カラーをいただいている。その点も、当社がシェアを獲得できている要因だと考えている」(同)と話す。
ベビー用品のメーカーを中心に展開している、ECの運営代行事業も好調だという。取り扱い社数は、2024年で11社増加したという。「最近は、キッチン家電や日用雑貨、アウトドアの商品も取り扱っている。当社の売り上げとしては、手数料分を計上している」(同)と話す。EC運営代行を含めた流通取引総額は、72億9400万円となっている。
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