栄養価にこだわった冷凍宅配食サービス「nosh(ナッシュ)」を提供するナッシュ(本社大阪府、田中智也代表)は今年4月、新たにレトルトタイプの犬用健康食ブランド「nosh DOG(ナッシュドッグ)」の販売を開始した。メルマガなどで「nosh」の顧客に情報を発信したため、初速は順調だという。「nosh」で培った知見や強みを生かして、ペット市場で存在感を発揮していく。
「昨今、栄養価に配慮した高付加価値のドッグフード市場が拡大しており、よりペットの健康を重視する傾向にある。実際に『nosh』を利用しているお客さまから、愛犬用の食事も販売してほしいという声を多数いただいていた」(広告部広報/PR課)と立ち上げの経緯を話す。
ナッシュは他社との差別化について、(1)「nosh」の経験を活用(2)カレーライスやポークライスなどの人間食と同程度の食事を提供(3)スケールメリットを活用する─ことなどを挙げている。
「nosh DOG」では、「nosh」と同じ品質の食材を使用し、愛犬の健康を維持できるように配慮している。ペットやペットの食事に詳しい専門家に意見を聞き、シェフがヒューマングレード(人が食べても安全な品質の製品)のペットフードを調理している。
「カレーライスやビーフライスなど人間の食事のようなバラエティーに富んだメニューを多数用意している。例えばだが、今日は飼い主と愛犬が同じような食事を食べることもできるだろう。このような情緒的な価値はあまり他社では発信していないと思っている」(同)と話す。
「nosh DOG」では、「nosh」同様、企画・コールセンター・販売・製造・倉庫・運送・システム開発を可能な限り自社で行う。外注コストを削減することで、価格を抑えて販売することができるという。
現在、商品数は約30種類を展開しており、将来的には2倍の60種類にまで拡大していくことを目指す。プロモーションについては検討中だという。
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