水宅配国内最大手のプレミアムウォーターを傘下に持つプレミアムウォーターホールディングス(PWHD)の2025年3月期連結決算では、営業利益が前期比21.7%増の114億8200万円となり、過去最高を更新した。売上高は、前期比4.6%減の768億9500万円となった。販売促進費などのコスト増を、製造・物流面の効率化で吸収した。顧客件数は、前期比で11万件多い、173万件となった。
新規顧客の獲得については、商業施設でのデモ販売やテレマーケティング(テレアポ訪販)、ウェブを活用して新規顧客の獲得を進めたという。長期契約プランの導入などで契約基盤の安定化を進めたこともあり、順調に新規獲得が進んだとしている。
同社によると、ウォーターサーバー市場のシェアの32%を、PWHDが占める規模だとしている。
保有顧客件数に対する浄水型サーバーの割合は13%だった。浄水型サーバーは天然水のサーバーと比較して、月額費用が7割程度に抑えられることから、人気となっているようだ。
天然水の出荷量は、前期比で28%増加した。自社物流網は、プレミアムウォーターのすべての配送網の51.3%を占めており、コスト抑制につながっているとしている。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。