包装資材のシモジマの2025年3月期における通信販売(EC)部門の売上高は前期比11.8%増の65億4200万円だった。売上構成比は前年より0.7ポイント上昇して10.8%となった。
「ECは引き続き好調を維持している。シモジマモールを含む自社サイトでの商品掲載数は130万点を超えた」(笠井義彦社長)と言い、新商品が増えたことを増収要因に挙げた。
会員数は2025年3月末時点で88万人だった。2026年3月期までに100万人を目指す。
全売上高は同5.0%増の606億8000万円で、3期連続増収だった。一方、営業利益は同8.5%減の29億8600万円。「円安や仕入れコスト、物流費の増加が背景にある」(同)と減益要因を説明した。
2026年3月期の売上高は前期比4.6%増の635億円、営業利益は同19.7%増の35億7500万円を計画している。
新配送センター構想も発表した。2028年6月ごろを竣工時期としている。投資額は約150億円を予定。入出荷能力と在庫保管能力の増強を図り、流通チャネルの増加で混載による出荷対応に取り組む。
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