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2025.06.23

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コープデリ生活協同組合連合会、2025年3月期 宅配事業が前期比1.3%増 ウェブ受注比率4割に

熊崎伸理事長

コープデリ生活協同組合連合会(本部埼玉県、熊崎伸理事長)の2025年3月期における宅配事業の供給高(売上高)は前期比1.3%増の4589億5000万円だった。

宅配事業では、コープデリ宅配アプリの利便性を高めたほか、eフレンズキャンペーンなどで、EC受注率7割を目指したものの、当期末でグループ合計で約4割に留まった。

宅配事業における新規組合員獲得に向けてテレビCMを実施。ユーチューブやティーバーなどの活用、ケーブルテレビへの出稿など認知拡大を目指した。週に3日以上、決まった曜日と時間に届ける「デイリーコープ」は9月からサイドメニューカタログ「まいにち・デリ!」の取り扱い商品や配達曜日の変更などを行った。

配送委託先を含めた職場環境の構築と運営、職員の営業力や対応力の強化を目指した。コープデリ地域担当10カ条と営業マインドを基本に教育支援を進めた。


▲通常総会の様子

2026年3月期における宅配事業では、業務の安全性を優先し、宅配の基幹システムの開発を継続する。また、コープデリ手数料体系やクレジットカード決済などの準備を計画する。

デジタルを活用した組合員との接点づくりを強化する。ECの受注比率をグループ全体で49%を目指す。コープデリ宅配アプリの利用率を向上させて紙の削減を進める。

6月14日に開催した通常総会で、熊崎理事長は「暮らしの厳しさを反映して要望が多く寄せられている。これらの声に応えるため、コープデリグループの連帯をベースに生産者や取引先、行政諸団体とのパートナーシップを大切にしていきたい」と話した。

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