カタログハウス、2025年3月期 売上高は12%増と拡大
カタログ通販大手のカタログハウス(本社東京都、大塚孝太郎社長)はこのほど、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前期比12%増の269億2000万円だった。リピート商品の販売強化やカタログの発行回数の増加により、増収となった。一方、新規顧客獲得のための広告投資を拡大したことで、営業損益、経常損益ともにマイナスに転じている。
収益性の高いリピート商品である養生食品や、自然派化粧品、フジヒートの販売を強化した。さらに、年4回の季刊だった通販カタログ「通販生活」を年6回の隔月刊に変更したことが、売り上げ拡大に寄与した。
一方、営業損益は2億1000万円の営業損失(前期は4億4000万円の営業利益)、経常損益は4億8000万円の経常損失(同2億3000万円の経常損失)だった。新規顧客獲得を最重要テーマとして、テレビ、新聞、折込への広告投資を大量に行ったことが影響した。
2026年3月期は広告投資の回収を含め、(1)安定的な紙媒体の売上確保(2)新たな収益の柱としてのウェブ通販を強化─の2点に注力し、収益力の増大を目指す。
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