同イベントの1回目は、フェリシモのメイン顧客である40~50代の多い都内の駅前、2回目は家族連れの多いショッピングセンター内で実施した。
今回の開催の背景について、「これまでの2回とも、売り上げなどの実績が良かった。反響も大きく、お客さまのニーズに応えられているという実感があった。今回の会場は若年層が多いので、また新たな出会いに期待できる」(O2O事業開発部部長・鈴木学氏)と説明した。
特設サイトでは、「低身長の人向け」「オフィス向け」などシーンや特徴に応じた商品を提案している。
「サイトの実績も良く、今回はさらに見せ方を工夫した。サイトは実店舗とオンラインをつなぐ役割。ECやカタログで培ってきた”編集力”を生かし、幅広い提案や親近感のある見せ方をしている」(O2O事業開発グループリアルリテールチーム店舗催事・鹿嶋洋邦氏)と話した。

▲ワンピース130種類を販売
今回はLINEのID連携を促進する施策も実施している。「フェリシモ公式LINE」と「フェリシモ会員ID」を連携した人を対象にクーポンを提供する。
「実店舗をきっかけに通販の良さを知ってもらう流れができている。フェリシモの主力事業である定期便の利用者拡大につなげたい」(鈴木氏)と話した。
今後もワンピースに限らず、さまざまな切り口でオンラインとオフラインの相互送客を促す取り組みをしていきたい考えだ。
「カタログだけでは伝えきれないこともあるため、リアルで五感で楽しんでもらうことで記憶にも残りやすいと思う。このイベントは社員がモデルとして参加したり、実店舗のスタッフとコミュニケーションを取れたりと、お客さまとの距離が近いことも強みとなっている。ワンピースに限らず、今後も色々な企画につなげて”勝ち筋”を見つけたい」(鹿嶋氏)と意気込んだ。