オンラインピル診療サービス「mederi Pill」を展開するmederi(メデリ)は2025年7月、レバレジーズへの株式譲渡を決定し、同社グループに参画したと発表した。両社はオンライン診療分野でのノウハウを融合させ、業界トップを目指す方針である。
mederiは「誰もが愛でりあえる社会へ」をビジョンに、女性の健康支援に取り組んできた。主力の「mederi Pill」はLINE公式アカウント登録者数が45万人を超え、企業向け福利厚生サービス「mederi for biz」も導入が進む。今回の統合により、レバレジーズが手がけるオンライン診療サービス「レバクリ」とのシナジーを図り、サービス拡充と利用者拡大を加速する考えだ。
mederiの坂梨亜里咲社長は「創業以来の想いを胸に、より多くの女性が望むタイミングで妊娠・出産・キャリアを実現できる社会を目指す」と述べ、前澤友作氏率いる前澤ファンドなど株主の支援に謝意を示した。岩槻社長は「両社の強みを掛け合わせ、医療アクセスの課題解決を加速させる」と語り、統合の意義を強調した。
mederiは2019年創業。オンライン診療のほか、性教育授業なども手がける。レバレジーズは医療・人材・ITなど多角的に事業を展開し、2023年度は年商1149億円を記録している。
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