背景には、社会人が学びを続けることの難しさがある。ベネッセの調査によれば、学習を続ける上での不安として「やる気が続かない」が多く挙げられているという。コクヨは、子ども向けの「しゅくだいやる気ペン」で培ったノウハウを活かし、社会人向けに「大人のやる気ペン」を開発した。このペンは、学習時間を可視化し、アプリと連携することで学習の習慣化を支援するとされている。
プロジェクトの第1弾として、「#夏の学び宣言」キャンペーンが2025年7月23日から開始された。このキャンペーンでは、SNSで学習目標を宣言することで、モチベーションを高め、豪華賞品が当たる機会が提供される。参加者は、XやInstagramで特定のアカウントをフォローし、学習目標を投稿することで参加できる。
今後の展開として、第2弾ではベネッセの「進研ゼミ」の添削サービスと「大人のやる気ペン」のコラボレーションが予定されている。この取り組みでは、記録されたデータをもとに、個々の学習をサポートするフィードバックが提供される予定だ。
ベネッセの菊井顕治氏は、Udemy事業10周年を迎えるこの年に、コクヨとの新たな取り組みを開始できることを喜んでいると述べている。忙しい社会人が学びを継続することは容易ではないが、両社の知見を活かし、学びやすい環境を提供することを目指すとしている。

▲ベネッセコーポレーション マーケティング統括部 部長 菊井 顕治

▲コクヨ 経営企画本部 イノベーションセンター IoT事業戦略ユニット やる気ペングループ グループリーダー 中井信彦氏
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。