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2025.07.28

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三友商事、富士山山頂にオゾン除菌脱臭器 トイレの臭気ストレスを軽減

富士山山頂のトイレ

健康・美容雑貨などを販売する三友商事(本社大阪府、大門正義社長)はこのほど、富士山山頂の公共トイレにオゾン除菌脱臭器「エアバスター」を設置した。標高3776メートルという特殊環境でも安定稼働し、登山者の臭気ストレスを軽減させることが期待できる。

低温低圧の環境でも安定的に稼働する設計で、消費電力が小さく、限られた電源で運用できる点が評価された。オゾンの力で臭気だけでなく菌やウイルスを抑制でき、フィルターのような消耗品がなく長期運用できる特徴も導入を後押しした。

「エアバスター」は、同型機(BT-03)を含め全国2700台以上の救急車に搭載しており、医療現場や官公庁などでも採用されているという。


▲オゾン除菌脱臭器「エアバスター」を設置

年間20万人以上が訪れる富士山では、限られたインフラ環境下での公衆トイレに課題があるという。特に山頂トイレは、気温の低さや電源の制約、密閉空間という三重苦の中で、臭気や衛生面に不安の声が寄せられていたという。

設置後は、臭気レベルの改善や空間の清潔感向上について、設備管理者から好意的な声が寄せられているという。大門社長は「今後は、富士山の他エリアへの導入や、他の観光地、災害時の避難所などへの展開を視野に、より多くの場所で空気の安心を届けていきたい」とコメントしている。

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