低温低圧の環境でも安定的に稼働する設計で、消費電力が小さく、限られた電源で運用できる点が評価された。オゾンの力で臭気だけでなく菌やウイルスを抑制でき、フィルターのような消耗品がなく長期運用できる特徴も導入を後押しした。
「エアバスター」は、同型機(BT-03)を含め全国2700台以上の救急車に搭載しており、医療現場や官公庁などでも採用されているという。

▲オゾン除菌脱臭器「エアバスター」を設置
年間20万人以上が訪れる富士山では、限られたインフラ環境下での公衆トイレに課題があるという。特に山頂トイレは、気温の低さや電源の制約、密閉空間という三重苦の中で、臭気や衛生面に不安の声が寄せられていたという。
設置後は、臭気レベルの改善や空間の清潔感向上について、設備管理者から好意的な声が寄せられているという。大門社長は「今後は、富士山の他エリアへの導入や、他の観光地、災害時の避難所などへの展開を視野に、より多くの場所で空気の安心を届けていきたい」とコメントしている。