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2025.08.08

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キリンホールディングス、「AI役員」導入 経営戦略会議で活用

投影画面上に「CoreMate」が抽出した論点・意見が提示される

キリンホールディングスは、2025年8月4日、「KIRIN Digital Vision2035」に基づき、AI役員「CoreMate」を経営戦略会議に導入したと発表した。「CoreMate」は、過去10年分の議事録データや社内資料、外部の最新情報を基に12名のAI人格を構築し、経営層に多様な視点を提供する役割を担うという。これにより、経営戦略会議での意思決定の質とスピードを向上させ、イノベーションを加速させることを目指している。

「CoreMate」は、AI人格同士が議論し、抽出された論点や意見を経営層に提示する仕組みである。これにより、経営戦略会議に多様な専門性と意見がもたらされ、意思決定の質とスピードが向上するとされている。年間30回以上の会議で活用される予定で、キリングループのイノベーションを促進することが期待されている。


▲「CoreMate」の全体イメージ図

キリングループは、「KIRIN Digital Vision2035」のもと、「人がやらなくてよい仕事をゼロにする」と「人と共に価値を生み出す仕事を加速させる」をビジネス成果の二本柱として掲げている。「CoreMate」の導入により、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実務に積極的に取り入れ、経営判断の質とスピードの向上を目指している。

「CoreMate」の導入による効果として、経営戦略会議の準備効率化や会議時間の短縮が挙げられる。事前にAIと議論することで、多様な経営視点を取り込み、資料作成の精度が向上するという。また、外部の最新専門知識を継続的にアップデートすることで、経営会議での議論の質向上と迅速な意思決定を促進するとされている。


▲今後の「CoreMate」機能拡張予定

今後、「CoreMate」はグループ経営戦略会議だけでなく、取締役会や事業会社の経営戦略会議にも展開される予定である。会議参加者同士の議論内容をリアルタイムで可視化する機能や、会話型の「CoreMate」の開発も計画されている。キリングループは、これらの取り組みを通じて、持続的な成長と社会価値の創出を目指しているという。


※本記事の制作にあたってAIを活用しています。

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