調査は全国の小学1年生から6年生の16,741名とその保護者2,803名を対象に行われた。結果によれば、夏休みの宿題で最も大変だと感じるのは「自由研究・工作」であり、その次に「読書感想文」が続く。「読書感想文」は任意制の宿題として扱われることが多く、27.4%の家庭では任意となっている。夏休み前から準備を始める家庭は14.4%にとどまり、ほとんどの家庭では夏休みが始まってから取り組むことが多い。

▲親子ともに、「読書感想文」は「自由研究」に続く大変な宿題

▲「夏休みの宿題の任意制化」が広がる中、「任意制の宿題のうち、読書感想文が任意なのは27.4%」

▲「読書感想文」に、実際に着手し始めるのは「夏休みが始まってから」が85.6%、休み前から準備をする人は14.4%
保護者の90.2%が読書感想文の宿題に関わっている。「本を読む習慣がないので興味のある本を探すのが大変」「感想文を書くために親の誘導が必要」といった声が上がっている。子どもたちが夏休みに読みたい本としては「恋愛もの」が人気であり、電子書籍サービス「電子図書館まなびライブラリー」では「恋」という検索ワードが最も多かった。

▲保護者の90.2%がなにかしら関わっている

▲子どもたちが夏休みに読みたい本は、恋愛もの
ベネッセコーポレーションの進研ゼミ小学講座の責任者である水上宙士氏は、読書感想文を書くことが子どもの考えを文章で表現する力を育むとし、保護者には子どもの興味を広げる機会として読書感想文に取り組むことを応援してほしいと述べている。過去の調査では、読書時間が長い子どもは理解や思考、表現などの活動について「得意」と自己評価する傾向があることも示されている。

▲ベネッセコーポレーション 進研ゼミ小学講座 責任者 水上 宙士氏
この調査は、2025年6月15日から24日にかけてインターネットで実施された。ベネッセコーポレーションは、読書感想文の書き方をサポートするための特集や、電子図書館でのコンテンツ提供を行っている。

▲ベネッセ教育情報 読書感想文書き方特集

▲電子図書館まなびライブラリー(会員限定)
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。