「Shoplist」はファストファッションのECモールとして成長してきたが、近年は取扱高が伸び悩んでいた。
「『Shoplist』の20~30代への認知度は高い。サービスを開始してから長年、多くのユーザーに信頼されてきた歴史は貴重だ。最近は新規ブランドの出店などがあまりなく、プロモーションにも変化がなく、古いイメージになってしまっていた。私の代表就任に合わせてブランドロゴも変更し、イメージを一新しようとしている。モールのUI/UXもすでに一部は変更しているが、これから大幅に改善していく。新たなプロモーションについても検討している」(キム社長)と語る。
他モール・海外販売も支援
今後は既存のビジネスモデルに限定せず、eコマースに関連した全てのバリューチェーンにおいて、支援サービスを提供していく考えだという。SHOPLISTが保有する物流機能やカスタマーサポート(CS)機能などをフル活用する。すでに大手コスメブランドの販売代行も手がけている。
「『Shoplist』だけではなく、『楽天市場』や『Qoo10』などのモールの運営代行や物流代行などもできる。『Shoplist』が持っている良い商品を他のプラットフォームでも展開していきたい。『TikTok Shop』での販売にも取り組む。プラットフォームが他のプラットフォームで販売している例はほとんどないと思う。これから取り組んでいきたい」(同)と話す。
日本企業の海外販売も支援していく計画もある。
「日本の商品を韓国や中国、東南アジアで販売するビジネスも準備している。早ければ年内にサービスを開始したいが、来年には本格的に支援できるようにしたい」(同)と話す。