家具やインテリアのEC専業企業、タンスのゲン(本社福岡県、橋爪裕和社長)の2025年7月期売上高は前期比14%増の381億円だった。
商品リリースだけで、1500品超(前期は1000SKU)の商品を展開。これらを増収要因に挙げ「前期も堅調に成長できた」(橋爪社長)と言う。
SNS上で注目を集める商品が増えていることを受け、例年以上に商品開発を積極化している。「特に新商品が伸びている。全売上の2割強、売上トップ100に新商品が入っている。非常に良い傾向になっている」(同)。
今期売上は前期比10%増の400億円強を計画する。
「近年は、昨年の販売データが参考程度にしか使えないほど、情勢が変化する。だからこそ、さまざまなことのトライアルを試みる」(同)。
そのほか、今年6月末から始まった「TikTok Shop(ティックトックショップ)」の実装は準備中だとした。海外事業や法人向け展開の動向は順調に拡大しているという。
同社は2年前に橋爪氏が代表に就任して以降、新たな販売方法などにさまざまな施策を実装し事業成長につなげている。
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