高齢者向け宅配弁当などのシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)は7月31日、2025年2月期の業績を発表、全体の売上高は前期比7.0%増の150億1000万円となった。配食事業は横ばいで推移、ECの売上高は前年の2倍となり、増収となった。
FC加盟店の売上高は、前年同期比4.0%増の118億円。2024年4月に同社では初めての値上げを行った。クーポンの配布や、牛肉を使用するメニューを再開するなどして解約件数を抑え、加盟店からのロイヤルティーが増えたことが増収の要因。加盟店数は360店と前期比で横ばいだが、配達エリアを広げた。
施設向けの食材販売の売上高は、前年比2.0%減の28億2000万円となった。施設が宅配サービスの利用に切り替えたり、人材不足で食材の湯煎や盛り付けができず利用を取りやめたりしたことが、減収につながったという。
配食サービスで提供しているメニューをECでも展開し、ECの売り上げは前期比114%増の2億8000万円となった。楽天市場でそしゃく力が弱まった人向けの食事や、ムース食を提供しているショップが少ないため、楽天市場を利用するユーザーの集客に成功している。
同社は2024年8月にSPホールディングスと合併。売上高は合併以前の金額と合算した。
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