ペレ・グレイス、地域に特化し組織拡大 福岡・北海道で着実な成果

ペレ・グレイス（本社東京都、佐藤知己社長）は、地方の組織拡大に向けて、地域に特化した取り組みを加速させている。すでに成果が出ている福岡のほか、北海道では6月に地域初のビジネスリーダーが誕生した。

2024年に強化を図った福岡は、九州に有力会員が分散していたため、中核となる福岡の組織拡大を図る狙いがあった。営業社員が現地に入り、ネットワークビジネス未経験でかつビジネスに意欲的な会員とのコンタクトを進め、事業や製品に関する説明会を複数回開催することで組織を広げた。

2025年秋には、サプリメント原料の産地である北海道への研修旅行ツアーを計画。今年5月にはツアーの前段として「北海道フロンティアミーティング～ペレ・グレイスの未来構想～」を札幌市内で開催し、北海道で初めてリーダータイトル昇格者が誕生した。

本社主催のイベントの分散化も進める。これまでは、東京での開催が多かったが、地方都市でも積極的に開催する。イベントごとにテーマを変えるなどスペシャルティーを演出して工夫を凝らす。

8月3日には大阪で新キャンペーンなどを発表する「スペシャルセミナー」をリアルとオンラインで実施した。9月には東京で「社長講演会」を、高知では「新商品記念講演会」、10月に福岡で「一般社団法人マイクロバイオーム解析推進協会」への加盟を記念した「マイクロバイオームセミナー」を予定している。「地方における会員組織の拡大を、リーダーをはじめとした会員任せにせず、本社が一体となって広げて成功事例を積み上げたい」（同社）としている。