フェリシモ、編み物が夏も人気に受注数が昨対444%増加

フェリシモが展開する手作りキットブランド「クチュリエ」のかぎ針編みキットが、2025年7月に前年同月比444%の受注増を記録した。編み物はこれまで冬の趣味とされてきたが、猛暑の影響で夏のおうち時間が増えたことから、通年の趣味として定着しつつあるという。特に若年層の間で人気が高まり、デジタルデトックスやマインドフルネスを求める声が多いとされている。

▲初心者向け定番キットのほか、春夏向け新商品「かぎ針編みのデザートきんちゃくポーチ」も好調

「クチュリエ」は初心者向けのレシピを提供し、小さな達成感を味わいながら楽しめるキットを多数揃えている。特に人気の「はじめてさんのきほんのきくさり編みからきちんとレッスン♪ かぎ針モチーフ編みの会」は、月1回のペースでかぎ針編みの基本を学びながら、モチーフを作成することができる。完成したモチーフはブランケットやストールに仕立てることも可能で、達成感が得られると評判だ。

▲「クチュリエ」

春夏向けの新商品「かぎ針編みのデザートきんちゃくポーチ」も好調で、7月の人気編み物ランキングで4位にランクインしている。韓国でも流行中のメタリックバッグを編むキットも登場し、斬新な素材感とデザインで注目を集めている。

▲（写真右）「はじめてさんのきほんのきくさり編みからきちんとレッスン♪ かぎ針モチーフ編みの会」1回分のお届けキット例

フェリシモは、編み物が冬だけの趣味という固定観念が変わりつつあると感じている。猛暑の影響で夏でもおうち時間を過ごす人が増え、編み物が心の余白を作る手段として選ばれているという。今後も、年齢や性別を問わず、誰もが楽しめるキットやアイテムを展開していくとしている。