産業ガス大手のエア・ウォーターは8月7日、歯科医院向け通販大手の歯愛メディカルに対してTOB(株式公開買付)を実施して子会社化すると発表した。歯愛メディカルの通販事業を取り込んでいく。
自社が持つ医療など多様な事業や拠点網、研究開発力と、歯愛メディカルの事業を組み合わせて事業変革を進めるとしている。エア・ウォーターの担当者は「当社も医療や化粧品などのBtoC ECを手掛けている。これらのノウハウも生かせると考えている」とコメントした。
歯科関連事業の進化も進める計画だ。
公開買付期間は8月8日~9月24日。買い付け価格は直近の株価(8月6日終値:986円)に52%上乗せしたプレミアムを付けた1株1500円で総額は約388億円の予定。
2025年6月末時点で、エア・ウォーターは歯愛メディカルの株式を約38%を保有する大株主となっており、TOBによりこれを約75%に引き上げる。その後、スクイーズアウト手続きを行って、その他の株式も取得していく。歯愛メディカルは上場廃止となる予定だ。
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