メルカリの2025年6月期におけるマーケットプレイスの流通総額(GMV)は、前期比4%増の1兆1209億円だった。主に越境取引やBtoCマーケットプレイスの「メルカリShops」が成長に寄与した。だが、目標となる10%前後の成長には届かなかったという。決算説明会で山田進太郎CEOは「AIネイティブカンパニーに転換する」と発表した。
マーケットプレイスでは、AI・LLMを活用したUI/UXの改善や、BtoC、スポットワークサービス「メルカリ ハロ」の成長に注力してきた。前期に発生した不正利用についても迅速に対応することで、GMVへの影響を最小限に抑えることができたという。
今期もマーケットプレイスにおいては、プロダクトの体験強化とAI活用によるUI/UXの改善、越境取引、BtoC、広告に注力して、さらなるGMVの拡大を目指していく方針だ。
AIの活用においてもプロダクトの変革と組織改革に取り組んでいく。プロダクトの変革では、すでにAIチャットサポートなどの提供を開始する準備を進めていたり、商品の売買を支援するAIエージェントの開発に乗り出している。組織改革では、2025年12月までにAIを前提とした業務プロセスの再構築を完了する予定だという。
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