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2025.08.25

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【特集 訪販・NB向け決済】 <訪販・NB・役務向けショッピングクレジット> アスマイル、商材・業種問わず加盟店を審査 広告・仕入れの分割支払いで企業支援

ショッピングクレジット

アスマイル(本社神奈川県、石川栄一社長)は、訪問販売、NB、特定継続的役務など特定商取引法に関わる企業向けのショッピングクレジット(個品割賦)を提供する。すでに導入している企業の評判を弾みに、全国の訪販やNB、役務提供企業への提案に力を入れている。最近では、企業でウェブサイトや動画制作の費用を分割する要望が増えていて、多様なニーズに対応している。

従来の訪問販売やNB、電話勧誘販売、特定継続的役務提供などBtoC企業に加え、近年は、BtoB企業の利用も増加している。美容室、エステサロン、パーソナルジムなどでサービスや施術に必要な機器類の仕入れに活用する例も増えて、法人需要のニーズを掘り起こしている。


▲取扱商品

新規の事業領域として、企業が広告出稿する際のコストを分割で支払う仕組みも整えた。例えば、訪販やNBの企業がウェブ動画広告を制作するコストを「アスマイルクレジット」を利用して最大60回の分割で支払いができる。そのほか、小規模なエステ店やパーソナルジムが新たな美容機器や健康機器を導入する際の仕入れ費用も「アスマイルクレジット」を利用できる。

導入先は、家庭訪販、NB、展示会販売を手掛ける企業、特定継続的役務提供、電話勧誘販売など特定商取引法に関連する企業全般。商材・サービスは浄水器、寝具、学習教材、健康器具など問わない。石川社長は「加盟店審査の段階で、先方の企業に出向いて経営者から直接話を聞き、事業の方向性が誠実で前向きかどうかを重視している。当社は加盟店審査には自信を持って対応している」と話す。

全体の取扱高実績(7月末現在)の構成比を業態別にみると、訪販が50%、NBが約20%、BtoBが20%、店舗販売・役務が10%。浄水器や寝具などの訪販の取り扱いも増えている。

導入先企業では取引額が増加傾向にある。加盟店による販売員へのコンプライアンスを徹底しているため、書類の記入ミスなどがほとんどなくなり、審査の承認率も高くなっているという。

美容室やエステサロン、NBの会員が運営するサロンなどが店舗内で使用する機器の仕入れに信販を利用しており、美容関連の展示会にも積極的に出展して接点づくりにつなげている。

アスマイルでは、クレジットの利用について、オンラインシステムと紙媒体の両方に対応している。ペーパーレスのニーズが高まっており、加盟店の営業マンの業務効率を高める手段として提案する。

加盟店に対しては丁寧なフォローで、クレジット利用におけるストレスを軽減したり、書面不備の防止に努めたりして審査結果のスピード化を図っている。

加盟店には、水曜日締めの翌週月曜日の支払いで、健全なキャッシュフローに貢献している。一方で、クレジット利用者には詳しい説明と応対で安心感を与えている。

石川社長は「適正な与信審査を心掛けて、特定商取引法に関わる健全な業界の発展のために貢献していきたい」と話している。

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