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2025.08.26

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TSIホールディングス、物流インフラ共通化推進 ファッション業界4社が研究会発足

TSIホールディングス、物流インフラ共通化推進 ファッション業界4社が研究会発足

「TSIホールディングス」は、「アダストリア」、「バロックジャパンリミテッド」、「ユナイテッドアローズ」と共同で「アパレル物流研究会」を2023年10月に発足した。この研究会は、ファッション業界の物流課題を共有し、効率化とサステナビリティの実現を目指すものだ。背景には、物流業界の人手不足や配送費の増加、環境負荷低減への対応がある。特に、2024年からのトラックドライバーの時間外労働時間上限規制や、2025年の超高齢化社会による労働力不足が懸念されている。

ファッション業界では、物流の共同化が他業界に比べて進んでいない。アパレル商材の特性上、流通経路が多岐にわたり、中小規模の事業者が多く、物流会社への依存度が高いことが原因とされる。そこで、4社は業界共通の課題を明確にし、企業横断での解決に取り組むことを決定した。

研究会の目的は、各社の課題を共有し、共通の物流課題を明確にすること、物流インフラの一部共通化に向けた協働・協業を進めること、参加企業を拡大し業界全体にメリットをシェアすることだ。これまでに、店舗向け共同配送やECモール向け共同配送、海外からの共同輸送などのPoC(概念実証)を実施している。これにより、輸送効率の改善が期待できることが明らかになったという。


▲PoCの一例:ECモール向け共同配送(2025年6月~実施中)

今後は、参加企業を増やし、業界の課題解決に向けて取り組んでいく予定だ。研究会には、「アダストリア」、「バロックジャパンリミテッド」、「TSIホールディングス」、「ユナイテッドアローズ」が参加している。各社の物流拠点や商材の種類、納品形態などの共通ニーズを持つ企業が集まることで、新しいルートやメニューの開拓が期待されている。


※本記事の制作にあたってAIを活用しています。

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