
▲2年連続で5%を切る形となった
物販系分野のBtoC-EC市場規模の成長率は昨年の伸び率の4.83%を下回った。内訳をみると、「食品、飲料、酒類」が最大の伸びで同6.36%の3兆1163億円、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」が同2・26%増の2兆7443億円、「衣類・服装雑貨等」が同4.74%の2兆7980億円、「生活雑貨、家具、インテリア」が3.62%増の2兆5616億円だった。これらの上位4カテゴリーが2兆円を突破している。

▲物販系分野のBtoC-EC市場規模
「書籍、映像・音楽ソフト」はEC化率が56.45%と最大だが、分類内で唯一市場規模が前年割れの0.84%減で1兆8708億円となった。
BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は同10.6%増の514兆4069億円、CtoC-EC(個人間電子商取引)の市場規模は同1.82%増の2兆5269億円と推計した。

▲BtoB-EC市場規模の推移
2024年において、日本・米国・中国の3カ国間における越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加した。なお、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は同8.5%増の2兆6372億円、米国事業者からの越境EC購入額は同6.0%増しの3兆1397億円と昨年に引き続き増加した。