かばんや袋物卸を手がけるスタイル(本社東京都、金子豊代表)は8月19日付で事業を停止し、東京地裁に自己破産を申請すると帝国データバンクなどが報じた。
スタイルは「Paul Smith(ポールスミス)」など、海外有名ファッションブランドとライセンス契約を締結し、小売店舗を出店していた。自社ECサイト「STYLE SHOP」とコーポレートサイトは8月19日付で閉鎖したとみられる。
東京商工リサーチなどの報道によると、2018年3月期には売上高90億円を計上したが、コロナ禍の休業や営業制限で2021年3月期には67億円台に減少し、赤字に転落したという。2024年3月期は売上高58億6190万円にとどまり、在庫処理などの損失も発生し、約3億5200万円の最終赤字となった。新規ブランドとのライセンス契約を結ぶなど巻き返しを目指したが、コスト高が重荷となり業績回復が遅れ、今回の事態となった。
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