イングリウッド(本社東京都、黒川隆介社長兼CEO)が提供する冷凍宅配食サービス「三ツ星ファーム」の累計販売食数が6月時点で3000万食を超えた。直近1年間で2000万食を販売。販売が好調な要因について、ブランドマネージャーの本間悠也氏は「インフルエンサーマーケティングを展開することで、20代~70代の幅広い年代層の人に商品を届けることができている」と話す。
イングリウッドは2021年6月、「三ツ星ファーム」の提供を開始した。主に原則として、カロリー350カロリー以下、糖質25グラム以下、タンパク質15グラム以上の基準を設けた120種類以上の商品を展開している。
デジタルマーケティング以外にも商品力も好調の要因だという。
「管理栄養士が監修し、健康と味を考えながら商品を開発している。お客さまからのアンケートの声を商品開発に取り入れることもあれば、過去の販売データから『今、お客さまはこのような商品を求めているのではないか』と仮説を立てて開発することもある」(本間氏)と話す。
インフルエンサーマーケティングでは、食に関する投稿をしているインフルエンサーのほか、主婦や忙しい生活を送るインフルエンサーに投稿を依頼することで、さまざまな「三ツ星ファーム」の食べ方の提案につながっているという。
「高齢者の人でも今はデジタルを使いこなしている人が多く、当社の場合、高齢者の獲得において新聞の折り込みチラシや広告ではなく、デジタルマーケティングが高齢者獲得に寄与している」(同)と話す。
これまでは利用シーンとして夕食や在宅ワーク時の昼食などが多かったが、直近では朝ごはんメニューや、1人飲みメニューなどの商品を展開している。
今後もさまざまな食事シーンに対応した商品ラインアップを拡充していく。1年間でメニュー数を200種類以上に広げることを目指すという。
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