ダスキン、2025年4-6月期 訪販グループは3.3%増
ダスキンの2025年4-6月期(第1四半期)における訪販グループの業績は、主力のクリーンサービス事業(ダストコントロール商品のレンタルと販売)は減収だったものの、ケアサービス事業(役務提供サービス)と、その他の事業は増収となり、売上高は前年同期比3.3%増の276億8100万円となった。営業利益は、原価、経費とも増加したことから、同51.7%減の8億200万円だった。
訪販グループで主力のクリーンサービス事業は、家庭向け、事業所向けともに減収となった。
家庭市場の売上高は前年同期比3.7%減だった。家庭向けの売り上げを商品別でみると、「ケース付きモップクリーナー」の出荷台数は想定以上となった。
また「ペット用おそうじモップセット」も引き続き好調だったが、主力商品であるモップ商品の売り上げは全体では減少した。
一方で、新商品の「ファインバブル浄水シャワー」が売り上げに寄与し、使用期限到来に伴う切り替え需要があった消火器の売り上げが増加したことなどから、家庭向け売上全体の減収幅は前年同期に比べて縮小した。営業専任活動は、新規獲得件数が前年同期と比べて増加した。
減益要因は、フランチャイズ加盟店に初めて出荷する際に原価を一括計上し、その後定期的にレンタル売り上げを計上する仕組みの新商品「ケース付きモップクリーナー」を25年2月に発売。原価が先行計上されたことや人件費、新商品訴求のための販売促進費用が増加したことだという。
健康食品や化粧品などを販売する「ヘルス&ビューティー」事業の売上高は同4.9%減の3億7500万円だった。
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