ビジョナリーホールディングスは「メガネスーパー」を主力ブランドとし、全国に約300店舗(4月末現在)を展開する。一方、インターメスティックは「Zoff」を317店舗(7月末現在)運営している。今回の子会社化により、グループ全体の店舗数は600店を超え、国内最大級のメガネ小売企業が誕生する見通しである。両社の店舗は地域的な重複が少なく、ディスシナジーは限定的とみられる。

▲「メガネスーパー」

▲「Zoff」
ビジョナリーホールディングスはコンタクトレンズ販売に強みを持ち、売上高ではメガネ部門を上回る。若年層顧客が多く、Zoffの顧客層と重なるため、クロスセルなどの相乗効果が期待される。
取得価額はHorus HDが約167億円、Horusが約23億円。資金は手元資金と三井住友銀行からの新規借入180億円で賄う。なお、株式価額は第三者算定に基づいており、譲渡実行日までに調整される可能性がある。
今回の買収により、インターメスティックはメガネとコンタクトの両分野で事業基盤を拡充し、企業価値の向上を目指すとしている。2025年12月期業績への影響については精査中であり、必要に応じて開示するとしている。